おもしろかった内容は、言葉のもつニュアンスの違いの解説。
(例えば、In this paperとIn this study、study, investigationと research の違いなど)
やはり、文章を書く時には、どうしても日本語で思考しますので、このような細かいところのニュアンスの違いとかにはなかなか思い至らないところです。
そこのところをうまく説明されていました。

このようなニュアンスの違いや、日本人特有の勘違い・無知というのは、他にもあると思いますので、ぜひとも継続・続編を希望します。
メルマガでは最後の話しか頂いていなかったので、最初からまとめて読めるのはありがたかったです。
ますますのご活躍を祈念いたします。
毎回2つか3つのポイントに絞って説明してくれているので、頭に入りやすいです。
僕はpaperとstudyの時制の使い分けなんて考えたこともなく、気にしたこともありませんでした。2010年の秋号を読んで、こういうところに気をつけなければいけないということを知り、とても勉強になりました。それに、this studyとthe present studyの違いについても漠然としたイメージでしか捉えていなかったので、Gaveyさんの解説のおかげでとてもすっきりしました。こういう簡単でよく使う表現なのに、よく間違えているポイントを教えてもらえることは、研究者として非常にありがたいです。次回の論文では気をつけて書くようにします。
毎回、なるほどなぁ、と感心しながら読んでいます。僕は2011年冬号のコンテンツがとても勉強になりました。ああいう細かいというか、論文の著者の立場になって教えてくれる教材は初めてで感動しました。論文を書くときに、これまでのQRのデータを引っ張り出しながらチェックシートのように使わせてもらっています。
2010年秋号で時制について教えてもらえたので、今回の論文は時制に関してだけはすっきりとした状態で英文が書けました。でも、それ以外はまだまだ勉強が足りないなと感じました。次号も楽しみにしています!
あいわゆる『英語論文の書き方』やテクニカルライティングの参考書は沢山出ていて、
私も何冊も買い込んでいますが、このQR(ニュースレターの愛称です)には、そういう確立された既存の教科書にも
書いていないような目からウロコのtipsがいっぱいです。

例えば、2011年冬号には、the authorsとweおよびthe authorとIの使い分けについて
・・・著者が複数いる場合weが普通で、単独の場合はthe authorが好ましい。

ただし、Acknowledgmentsでは、the author(s)が普通である・・・ということが
説明されており、私も悩む場合がありましたので、このように明確にご教示いただいてすっきりしました。

加えて、単独の場合、なぜIがあまり使われないかという理由として、一人称Iはちょっと
自我が強い印象を与えるから、ということが添えられていて、なるほどネイティブならではの観点だなと、面白く読みました。

各号、ポイントが絞り込まれていて、わずか3ページほどにまとめられていますから、
頭に入りやすいですね。

あれもこれも盛り込んで話がくどくなると、大事なことがぼやけてしまいますから。

執筆を担当されているBob Gaveyさんは、日本人の書く英語の癖と弱点を知り尽くした
超一流のエディターさんですから、説明の英文そのものが実にわかりやすく、
かつ洗練されているのです。

また、それぞれのポイントごとに挙げられている具体例も簡潔・明快です。

翻訳者の方々のみならず、研究者の皆様方にとっても、Bobさんの英文は、
大変優れたロジカルなライティングのお手本になると、私は確信しています。

それに、春号の冠詞の使い分けの説明と例示、すごく明快でしたね。

ナンバリングのことは、そういう階層になっているとは知らなかったので感謝、感謝です。

また次号も楽しみにしています。